問題点が見つかった時4.みんなでブレストするとこうなる

 

嫌々

 

こうしたその場で議論する不具合を回避するために、発想の現場で行われるは、「原因究明のために、みんなで集まって、付箋やオンラインホワイトボードで、原因をブレストして書き出していきましょう」と招集することです。

作業時間としては、おおよそこれくらいかかります。
・書き出すのが多くて1時間
・グループ分けやマッピングに2時間
・資料整理に1時間(もっとかかることも)
今回参加していないメンバーへの共有作業があります。

よくあるやり方ですね。

 

誘われた側の視点の問題
この号令は、人の時間を奪う号令です。誘われると、大人ですしお給料をもらっているので当然参加しますが、誘われた側は「別にこの問題は正直どっちでもいいなあ」「他に仕事あるのになあ」「早く家帰りたいなあ」「貴重な人生の時間を奪わないでくれー」と感じています。

30分くらいなら全然いいですが、4時間は奪いすぎです。

機動力の観点

このやり方は、必ず誰かとやります。一人では、ほぼ確実にやらないでしょう。「旅は道ずれ作戦」だからです。だから、機動力が圧倒的に悪い。

仕事の基本は「やりたい人がやる」ですが、こういうのは、だいたい、熱量が高い人が、がーーーっと一気に考えを深めた方が、話が早かったりします。

 

 

 

内容の観点

一番大事なのは「どれだけ場に原因が出ているか」です。書き出していく総時間はどちらも3時間ですが、1人でブレストノートで書きだした人は、「ふーー、本命の原因が出てきてすっきりした!」となり、3人で書き出していった人は「なんか本当に原因あるか分からんけど、とりあえずまとめてみましょうか」となります。

総時間は同じ3時間でも、納得しやすい1人で出した場合は、3時間も考えを深めたので、納得できて、複数人で出した場合は、1人の人間は1時間しかアイデアを深めていないので、納得いくレベルまで達しないことがほとんどです(出す量が足りません)。

ブレストノートで、好きなだけガンガン出せばいいのに、と思います。

納得がいったからやめたのか
時間が来たからやめたのか
の違い。


納得がいかなかったら、休憩して、1日置いたり、
カフェでやったりすればいい。
後者はそれができない。

そういう違いです。




熱量がある人の始めやすさ
この問題点が出たら、


〇時間の観点での比較
その分人件費もかかるし、もし3人集まっていたとしたら、4時間×3人=12時間分浪費しています。
複数人で行うので、本当に大事な「書き出す」作業以外に、
まあほぼ確実に「グループ分けやマッピングに2時間、資料整理に1時間」が発生します。








〇経営者視点
経営者の視点からすると、
もしど真ん中ストライクの問題点が見つかるなら、
総労働時間が少ないほうが良いわけです。
その分人件費が浮きますから。