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必勝法の補足5:十分な量?
「不便や不満を出しましょう」と号令をかける発想会議は、すでに世界中で行われているでしょう。しかし、
出す量が少なすぎる
ことがほとんどだと感じています。
それを実行するとしても、会議中に2、3時間、ホワイトボードやポストイットに書き出していく程度で、丸1週間、丸1カ月、そのことだけを考えて、出しまくっているわけではないでしょう。
また、あるあるですが、付箋である程度の数が出たら、グループ分けの作業をして、出しまくる作業をやめることがほとんどです。
「出しまくる作業」をやめる時は、最強の不便や不満を見つけた時
であるべきです。グループ分けをする時ではありません。グループ分けも、もちろんメリットはあります。それは「やってきたプロセスを後から見返しやすく、説明しやすくなる」ことです。つまり、グループ分けは、クリティカルな不便や不満を、出したり、見つけたりする作業ではないのです。
「100個、1000個出していたら、自然とすんごい1案が頭の中に舞い降りてきてしまった…これをやりたくて仕方がない(いや、むしろやらせてくれ)」の現象が発動していないなら、出すことを止めるべきではないと考えます。
ただ、これはあくまで筆者の主張であり、いろんな流派があって良いと思います。
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